外部からのリクエストを振り分けて負荷分散するための製品「ロードバランサ」

ロードバランサ（Load Balancer）は、外部ネットワークからのリクエストを複数のサーバに適切に振り分けることで、各サーバの負荷が偏らないようにするための装置です。
Webサーバやキャッシュサーバなど外部へサービスを提供しているサーバは、負荷分散やシステム全体の信頼性向上のために、同等のサーバを複数台同時に稼働させるケースがあります。そのような構成が採られている場合に、実際のリクエストの振り分けを行うのがロードバランサの役割です。

負荷を分散するには何種類かの方法があります。各サーバに単純に順番に振り分けていくラウンドロビン方式や、最もコネクション数が少ないサーバに振り分ける最小コネクション方式などです。同じクライアントからのリクエストが連続する場合は、同じサーバで処理しなければ処理に矛盾が生じたり、処理速度が遅くなったりする可能性があります。そのようなケースをセッションなどから判断して同じサーバに連続して振り分ける機能を持つものもあります。