外部ネットワークを分離してセキュリティを向上させる「Web分離」(インターネット分離、Webアイソレーション)

Web分離とは、企業などにおいて業務用のネットワークとインターネット接続用のネットワークを何らかの方法で分離し、直接業務用のネットワークや端末からインターネットに接続できないようにすることで、不正なアクセスやマルウェアなどの悪意をもったプログラムなどが、インターネットを経由して業務用のネットワークに侵入するセキュリティリスクを低減する方法です。

Web分離には、物理的に別々のネットワークにしてしまう「物理分離方式」、仮想デスクトップを活用して画面転送したり、実行環境を分離して無害化するなどの「論理分離方式」があります。
物理分離方式は、安全性は高くなりますが、業務用とインターネット用の端末が別々になるなど利便性が犠牲になります。
論理分離方式は、同じ端末を使用でき業務効率にはあまり影響がありませんが、専用のアプリケーションを準備したり環境を構築したりする必要があります。