アンチスパム
大量の迷惑メールを水際で阻止する「アンチスパム」
受信者の許可なく大量に広告などのメールを送りつけてくるスパム行為は、業務遂行の妨害やシステム負荷増大などの業務上の不利益を生じさせます。また、不審なWebサイトへ誘導することで、コンピュータウィルスやマルウェア感染のきっかけとなるなど、セキュリティ上のリスクも存在します。そのようなスパム行為、スパムメールへの対策がアンチスパム(Anti-Spam)です。
スパムメールかどうかの判断には、いくつかの基準があります。まず、スパムメールは複数のメールサーバを経由して送信されるケースが多いため、その送信元情報をから判断する方法があります。また、スパムメールの内容は特定ジャンルの話題に偏っている傾向があります。メールのタイトルや本文で、そのようなジャンルで頻繁に使用される単語があるかどうかによって判断することもできます。
その他にも、過去にスパム判定された差出人アドレスかどうかで判断する方法もあります。アンチスパムはメーラーのセキュリティ対策ソフトウェアやUTMの1機能として提供されるケースも多くなっています。