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クラウド クロス コネクト

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導入事例日本気象協会様

気象のプロが選んだ「堂島DC×クラウド クロス コネクト」
多彩な情報配信に向けたマルチクラウド接続に期待

一般財団法人日本気象協会

<設立:1950年(昭和25年)5月10日 従業員数:約693名(2016年7月1日現在)>

分かりやすく詳しい天気予報に加えて、防災や気象、環境に関する情報コンサルティング事業を展開し、60年以上の実績を積んできました。企業とのコラボレーションにより生まれた「うるおい指数」「鍋もの指数」など、時代のニーズに沿ったユニークな気象情報の提供をはじめ、伝統に裏打ちされた認知度やノウハウ、ブランド力を発揮しながら、気象・防災・環境・エネルギーと幅広い分野で、新しい情報サービスを続々と打ち出しています。

事業本部 情報サービス部 情報システム管理課 緒方 優 様

日本気象協会ロゴマーク
事業本部 情報サービス部
情報システム管理課
緒方 優 様

防災や気象に関する情報配信や企業向けコンサルティング事業を展開する日本気象協会様。
その事業の要となる一般財団法人気象業務支援センター(JMBSC)のネットワークとの接続および情報配信拠点としての役割を、NTTスマートコネクトの「堂島データセンター」が担うとともに、多彩なサービス提供を可能にするマルチクラウド接続を「クラウド クロス コネクト」が実現します。

導入の背景

防災気象コンテンツの安定配信に向けて 西日本エリアのネットワーク拠点の確保を

 地震や台風など自然災害が多発し、防災や気象への関心が高まる中、日本気象協会様は、天気予報をはじめとした各種情報の提供や、防災・環境改善に関するコンサルティング業務を展開。気象情報サービスのトップランナーとして、安心・安全・快適な社会づくりに貢献しています。
 日本気象協会様の事業の要となる防災気象情報は主に、気象業務支援センター(JMBSC)から専用回線を介して、東京のデータセンター経由で入手してきましたが、BCP対策の観点や顧客企業からの要望により、西日本エリアにも接続拠点となるデータセンターを導入し、システムの冗長化を図ることになりました。

JWAオペレーションセンター

JWAオペレーションセンター

 「私たちは一般的な天気予報に加えて、官公庁や大手インフラ企業、大手製造業のお客さまとネットワーク接続して、気象や防災に関する情報配信や、データ分析などのコンサルティング業務を展開しています。防災気象コンテンツを扱う以上、信頼性の高い情報基盤や、お客さまの通信環境に応じた自由度の高いネットワーク接続環境を整備する必要がありました」と、情報サービス部情報システム管理課の緒方優氏は導入の目的について語ります。
 JWAオペレーションセンター 日本気象協会様はまた、オフィス内のICT環境でGoogleやMicrosoftのクラウドを用いるなど、パブリッククラウドサービスの活用にも積極的で、今後のビジネス展開に向けてさらなる活用拡大も模索していました。「例えば、膨大な気象や防災データの分析には大量の計算リソースが必要となるため、仮想サーバーを手軽に用意できるAmazonやMicrosoftのクラウドサービスとの接続環境を整備したいと考えました」と緒方氏は語ります。 そこで、求める諸条件を満たす西日本エリアのデータセンターについて検討を開始。そうした中で着目したのが、NTTスマートコネクトの堂島データセンターでした。

採用のポイント

立地の優位性とともに、キャリアフリーで セキュアなマルチクラウド対応の柔軟性を評価

 大阪・堂島には、東京・大手町と同じく、西日本エリアにおけるインターネットの相互接続点であるIXや、大手ISP/コンテンツ事業者との接続拠点が集中しており、各種ネットワークサービスを利用する上で大きなメリットがあります。その堂島にNTTスマートコネクトが構えるデータセンターは、堅牢なセキュリティーを備えた設備のもと、自由度の高いネットワーク接続をキャリアフリーで提供できます。さらに、堂島データセンターと主要パブリッククラウドを、インターネットを経由せずにセキュアに接続する、マルチクラウド接続サービス「クラウド クロス コネクト」により、利用シーンに合わせた最適なクラウド環境が実現可能となります。
 日本気象協会様からキャリアフリーなデータセンターや、パブリッククラウドサービスとの接続について打診を受けたNTTスマートコネクトでは、堂島データセンターの優位性や「クラウド クロス コネクト」のサービス内容を提案しました。
 その提案に対して緒方氏は、「堂島は西日本最大の通信拠点で立地として最適。また、お客さまごとの柔軟な接続を実現する上で、キャリアフリーの通信環境も必須でした。高信頼なハウジングサービスからマルチクラウド接続サービスまで一括して提供するNTTスマートコネクトの堂島データセンターは、まさに私たちの要望に合致していたのです」と高く評価しました。
 こうして日本気象協会様は、NTTスマートコネクトの堂島データセンターに、防災気象情報を入手する接続拠点を設けるとともに、「クラウド クロス コネクト」によるパブリッククラウドサービスの利用に向けて動き出すこととなりました。

今後のシステム構成

導入効果

キャリアフリーのセットワーク環境のもと 安定した情報配信の基盤を実現

 堂島に新たな接続拠点を設けたことで、日本気象協会様では、西日本エリアからも防災気象情報を入手・配信できる環境が整いました。顧客である自治体や企業の通信環境に応じて、キャリアフリーで接続できる自由度の高いネットワーク環境が実現した意義は大きいと言います。
 また、日本気象協会様では、一般向けに天気予報などを提供する「tenki.jp」に加えて、自治体や社会インフラを担う企業向けに、オンライン気象情報提供サービス「MICOS Fit(マイコスフィット)」を展開しています。堂島データセンターをDRサイト(ディザスタリカバリーサイト)として、もしもの時にも情報提供を継続できることは、顧客企業や自治体のBCPにも役立ちます。
 今回の導入効果について緒方氏は、「大規模な災害の発生時にはサイトへのアクセスが通常の数倍~数十倍にもなります。そうした状況でも安定した情報配信ができる環境は必須。堂島データセンターのもとで冗長化が図れ、大きな安心が得られました」と評価します。
 なお、日本気象協会様では、堂島データセンター導入に当たって、システム設計・構築を主に東京・池袋の本社が担当していたため、遠隔地への導入作業を懸念していたといいます。しかし、「NTTスマートコネクトのきめ細かなサポートにより、ネットワークの敷設やサーバー導入も迅速に進みました」と緒方氏も話す通り、距離を感じさせないスムーズな導入が実現しました。

※災害時における迅速なシステム復旧のため遠隔地などに設置した代替拠点。

今後の展望

クラウド有効活用で多彩なビジネスを展開 気象情報で社会的課題の解決に寄与したい

 堂島データセンターのもと気象業務支援センター(JMBSC)の接続拠点の冗長化を実現した日本気象協会様。今後は「クラウド クロス コネクト」を介してセキュアに接続するパブリッククラウドサービスを活用し、膨大なデータ分析に基づくコンサルティングサービスをはじめ、世の中の動向に応じた多彩なビジネスを展開したい考えです。NTTスマートコネクトでは今後、Amazonが提供するAWSに加えて、Microsft Azure、GoogleCloud Platformなどのパブリッククラウドとの接続にも「クラウド クロス コネクト」を対応させ、日本気象協会様など幅広いお客さまのニーズに応えていく予定です。
 最後に緒方氏から、今後の展望などが語られました。「気温や湿度に基づいて生産調整を行えば食品の廃棄ロスを減らせるなど、気象情報はさまざまな課題解決に寄与するものであり、私たちの生活にも深く関わっています。日常生活に身近な天気予報から、企業が保有する膨大な情報と防災気象情報を組み合わせたビッグデータ分析まで、全てを行えるのが私たちの大きな強み。今後も、スマートフォンなど多様なデバイスへの情報配信や、企業とのコラボレーションなどにより、新たなサービスを創出していきたいですね。気象災害の激甚化が大きな社会問題となる中、防災・気象のプロフェッショナルとして尽力する私たちを、NTTスマートコネクトには広い角度からサポートしてもらいたいと願っています」。

NTTスマートコネクト株式会社

NTTスマートコネクト株式会社
URL:
https://cloud.nttsmc.com/cxc
Mail:
cloud_info@nttsmc.com

当記事に記載されている内容は、2016年9月現在のものです。

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